技術の日産!! アテーサE-TSにe-POWERに……世界中をビックリさせた日産の技術たち

技術の日産!! アテーサE-TSにe-POWERに……世界中をビックリさせた日産の技術たち

 CMに使われて以来すっかり有名になった「技術の日産」という言い回し。日産に少し元気がなくなると「本当に技術の日産なのか?」と懐疑的に言われたりもするが、日産は磨き上げたその技術力で多くの革新を起こし続けているのだ!!

※本稿は2025年3月のものです
文:鈴木直也/写真:日産、ベストカー編集部 ほか
初出:『ベストカー』2025年4月10日号

1989年のスカイラインGT-Rに初搭載されたアテーサE-TSは、R35GT-Rでも進化を続けた超高性能スポーツ4WDだ
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自動車界に革命を起こし続けた日産の技術

1989年のスカイラインGT-Rに初搭載されたアテーサE-TSは、R35GT-Rでも進化を続けた超高性能スポーツ4WDだ
1989年のスカイラインGT-Rに初搭載されたアテーサE-TSは、R35GT-Rでも進化を続けた超高性能スポーツ4WDだ

 世界をリードした日産の革新技術というと、バブルピークの1990年前後に集中しがち。その技術の粋を凝縮したのがご存知R32GT-Rだ。

 このクルマでデビューしたアテーサE-TSは、前後輪の駆動力配分をアクティブに変化させるメカニズムだが、4WDの常識が一夜にしてひっくり返るほど画期的な技術だった。

 同じくR32には4輪マルチリンクサスが装備されていたが、とりわけそのフロント側の凝りに凝ったメカニズムが驚嘆そのもの。

 ストラットなどとはケタ違いに前輪の接地感が強烈でフィードバックも正確。アクティブ後輪ステアのスーパーHICASと相まって、まさに「最強のシャシー」という感動があった。

バイワイヤ技術で実現したダイレクトアダプティブステアリングはV37のみの搭載
バイワイヤ技術で実現したダイレクトアダプティブステアリングはV37のみの搭載

 これらバブル期の技術は高コストが原因でフェードアウトしてゆくのだが、V37スカイラインのダイレクトアダプティブステアリングあたりが最後の残り火。

 普及する前に力尽きてしまうのは日産のお家芸だが、バイワイヤーステアは自動運転時代に必須の技術だけに、いかにも惜しい。

 e-POWERはシンプルなレイアウトで必要十分な実用性を確保する「商売になる技術」。ビジネス的には日産への貢献度大だ。

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